「健太、分かったから…別れるなんて、言わないから……今は離し…」 「じゃあ、今日仕事終わったら俺ん家行こう。いいよな?」 俺は彼女を抱き締めたまま、そう聞く。 朱里は戸惑いながら、俺を見上げる。 「……朱里」 「……えぇ、いいわよ。じゃあ、仕事終わったら………んっ」 彼女が可愛すぎて、俺は思わずキスを落とした。 回りからキャーッ!と声が上がる。 朱里の大きな瞳が潤む。 好きだ、朱里……。