「マジかぁ〜。朱里がねぇ…」
あたしは頬杖をつく。
「い、今まではこんなことなかったんだぜ!?でも最近じゃ“気分じゃないの”とか“最近しすぎじゃない?”とか言うんだぜ!?全然しすぎてねーし、気分じゃないとか言われるとさぁ〜…マジ泣きたくなる……」
健太は右手に持ったコーヒー缶を握り締めた。
「うーん…あんた達さ、どれくらいのペースでしてんの?」
あたしは単刀直入に聞いた。
遠回しに言っても仕方ないしね。
「え?んーと…2週間に1回くらい…かな…?」
へぇ〜、2週間に1回か。
別に普通だな。
「ペースは普通じゃん。アンタが下手くそだからじゃない(笑)?」
「えっ!!?う゛ぞっ!!」
健太はいきなりガタンッと立ち上がった。
「ちょっと、いきなり立ち上がんないでよ…びっくりするじゃ…」
「みず、マジで聞いてくれよ…俺かなり真剣に悩んでんだよ……」
「健太……」
健太のすごく悲しそうな表情に胸が傷んだ。
あたしはそんな健太を助けてあげたいと思った。
仲間として。
「……単に朱里は疲れてるとか、そういう理由じゃない?」
「そ、そうなんかな…」
「そうだよ!朱里は人一倍、責任感強いんだし、1人で抱え込むこと多いじゃん。だからこそ健太が支えてあげないとだよ」
「……俺が?」
あたしはコクリと頷いた。

