「つ、次動いたら…撃つぞ!!」
ガチャッと銃を潤に向けたまま、犯人はそう口走る。
「撃ってみろよ、できるもんならな」
潤は不適な笑みを浮かべ、犯人にそう言った。
潤…。
あたしは商品棚に身を隠しながら潤と犯人の様子を伺う。
「ただし、一発で当てろよ。じゃなきゃ余計暴れるからな」
潤はトントンと自分の心臓を叩いた。
「わ…分かってるさ!!」
犯人は震える口調で言う。
きっと、全く物怖じしない潤に戸惑いを感じているんだろう。
そりゃ物怖じなんて、する訳ないよ。
元SAT隊員の上、現役SPなんだから。

