「そっか。水樹ならそう言うと思ってたけどな」




潤は優しく笑った。




ありがとう、潤。




潤なら分かってくれると信じてた。




潤は…本当に素敵な旦那様だよ……。




「あ、悪い。ちょっとコンビニ寄ってもいいか?」




「うん。いいよー」




潤はコンビニへと車を走らせた。




「いらっしゃいませ〜」




気だるそうな店員の声。




「何買うの?」




「ペンのインク。切らしてたからさ」




潤はインクが売っている場所まで歩いていく。




あたしもその後ろについていく。




その時。




「きゃああっ!!」




店内に悲鳴が響き渡った。