「何?またアンタがなんかやらかしたの?」
「ちっ、違うよ!単に朱里がさ…」
「朱里が…何?」
あたしは首をかしげた。
「……ここじゃ話しにくいから…オフィス出よう。係長!俺と戸田、ちょっと出てきます」
健太が緒方さんに言う。
「おー。なるべく早くな」
緒方さんは書類に目を通しながら言った。
そしてあたし達はオフィスを出て休憩室に向かう。
――休憩室。
「で?朱里が何なの?いい加減教えなよ」
あたしは買ったばかりのアイスティーを一口飲む。
健太は相変わらず、病んだ表情。
しばらくして、健太は重い口を開いた。
「実はさ…最近朱里が…拒否るんだよね」
「拒否る?……何を?」
あたしは恐る恐る聞いてみる。
すると健太は眉を下げながら呟いた。
「男女の…よ、夜の営みをだよ!」
ブッ!
夜の営みとか…(笑)!!
いちいち遠回しに言うなぁ…(笑)。

