「……あたしは…いつになったら、SATに入れてもらえるんでしょうか」
樹里は真剣だった。
この子は…どうにかしてでも、SATに入りたいんだ。
SPになったのは、ただの通過点にしか過ぎない。
あたしにはそう感じる。
「……君は…以前、ウチの試験入隊訓練を受けたことがあるよな」
「はい。」
桐島ちゃんは一呼吸置き、再び口を開く。
「その試験で君の結果は、ウチに配属されるには不適合だった。だから入隊を許されなかった。……ただそれだけだ」
「でもっ…あたし、見たんです!戸田係長や美姫さんの入隊訓練の結果を!!」
えっ!?
そんなのどこで……
「水樹と…美姫のデータをか?」
「はい…。水樹さんのデータは…男性隊員も劣るほどの物でした。けど…美姫さんは……」
「……あたしは?」
美姫が静かに口を開く。
「……美姫さんは…あたしより少し上だったくらいです。そんなに変わらないと思うんです!」
「……宮崎」
桐島ちゃんが呆れたように口を開いた。

