リフレイン〜3rd Season〜


オフィスを出ると、あたしと樹里はエントランスに向かった。




桐島ちゃんと美姫とはここで待ち合わせにしてるんだけど…




「――水樹〜!」




後ろから聞こえた聞き慣れた声。




あたしはすぐに振り返った。




「美姫!桐島ちゃん!」




そこには肩を並べて歩く2人の姿。




やっぱりいつ見ても美男美女だ。




「ごめん、待った?」




「ううん、大丈夫だよ!あ、それとね。樹里もOKだって♪」




あたしはそう言いながら樹里を前に押した。




樹里は戸惑ったように俯く。




ふっ、なーんだ。
可愛いとこもあるんじゃん。




すると美姫がニコッと微笑んだ。




「樹里、SATのことで聞きたいことがあるのなら優輝に聞きなさい。優輝はSATの司令官なんだから」




美姫がそう言うと、桐島ちゃんは納得したように頷く。




「何でも聞いてくれよ。答えられる範囲内なら答えることは出来る」




桐島ちゃんにそう言われると、樹里は“はい”とだけ返事をした。




本当はSATに入りたいんだろうな。




けど…樹里はきっとまだ分かってない。




SATの大変さ、辛さ。




そして…SATの重荷を。