「ただいま〜」 「おかえり!お疲れさん」 その日の夜。 家に帰ると、もう夜の11時になっていた。 今日も仕方なく…雅樹達の保育園のお迎えと、夕飯は潤任せ。 係長になってから、仕事が詰まっていて最近はほとんど…こんな感じ。 ほんっとに申し訳ない…。 なのに潤は、あたしを笑顔で迎えてくれた。 「雅樹達、寝た?」 「あぁ。もうぐっすり」 潤は優しく笑い、寝室を見た。