「桐島ちゃんも凄いよねぇ。司令官でしょ?」




『えぇ…けど、その分心配よ。万が一のことがないか…』




美姫は不安そうな声を出した。




「み、美姫!ダメだよ、そんな弱気なこと言っちゃ!桐島ちゃんなら絶対大丈夫だから!」




確かに美姫が心配するのも分かるよ。




だってSATだもん。
いつ死んでもおかしくないから。



あたしや潤だって以前、そうだった。




ううん…今だって、危険と常に隣り合わせなのは変わらない…。




『ありがとね、水樹。あたしなんか弱気になってたわ』




美姫は元気を取り戻したように言った。




「今度さ!久しぶりに美優ちゃんに会わせてよ♪」




『え?美優に?』




「うん♪てか一家全員で会いたい!」




たまにはいいよね!
こういうのも。




話したいことも溜まってるしね。