「改めて自己紹介するね。あたしはこの四係の係長・戸田水樹です!よろしくね、樹里!って呼んでいい?」
あたしは精一杯の笑顔で言った。
例えこの子があたし達に心を開いてくれなくても…あたしは諦めない。
「はい。よろしくお願い致します」
樹里は面倒くさそうに言う。
諦めない!
樹里があたし達に心を開いてくれるまで。
あたし達は……仲間なんだから。
「じゃあさっそく現場に向かうよ!それぞれ装備して待機!」
「「はい」」
あたしの一言でみんな動く。
「あっ、樹里!ちょっと」
あたしはデスクに戻ろうとした樹里を引き留めた。
渡し忘れた物があったんだ。

