――…
「今日はホントにありがとな、水樹。助かったよ」
「ううん!全然。大丈夫だよー」
あたしは運転する桐島ちゃんを見て言った。
無事に訓練を終え、あたしは桐島ちゃんに家まで送ってもらっている。
「……あのさ、桐島ちゃん。返事なんだけど…」
桐島ちゃんに、ちゃんと言わなくちゃ。
「あぁ……で?」
桐島ちゃんは横目であたしを見た。
「……あたし…やっぱりSATには戻れない。今のあたしは…SPだし、係長でもあるから。……信頼してくれる仲間がいるから」
「……そうか」
桐島ちゃんは少し寂しそうにそう呟いた。
「もちろん、SATのみんなだって大好きだよ?すごく慣れてる仲間だし、信頼できる。……けど。今のSATには相応しい人材があたし以外にいると思うんだ。例えば…藍沢くんとかね」

