「……月島、早くしろ」 緒方さんは一歩ずつ、あたし達に近付いてくる。 その度、後退りする。 「……嫌です。あたしはSPです。ここに制圧された人達を助け出すまでは…後に引けません!」 朱里はしっかりした口調で言い切った。 「そうですよ…緒方さん!どうしちゃったんですか!?目を覚まして下さい!あなたもれっきとしたSPでしょ!?」 あたしは緒方さんに言い聞かせるように言う。 なんでSPがSPに銃口を向けてるの? おかしいじゃん。 あたし達、仲間じゃないの――…?