《完》DEVIL'S SWEET 〜天使の憂鬱〜

クスクス笑いながら
答えると、社長は不審げに
眉をひそめる。



「女遊びはしてないって
言い切るつもり?」



「してませんよ」



オレは迷うことなく
サラリと答えた。



たしかに前はそんなことも
してた。


日ごとに違う女をあの
部屋に連れ込んで、退屈
しのぎの夜を過ごす。



でももう――今のオレは、
その時のオレじゃないから。



(“遊び”なんかじゃ
ないよ――…)




オレには彼女が必要で、
心も体も全部欲しい。


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