穏やかに――だけど
キッパリとそう伝えると、
彼はフワリと優しくほほ笑んだ。
……演出家が俳優に見せる
には、あまりに無防備で
温かい――そんな笑顔だった。
「――そうだな。
君達なら大丈夫だろう。
お節介焼きの中年が
つまらないことを言って
悪かったね」
「………いえ。気にしてません」
「ありがとう。
だけど……これだけは
知っておいてくれ。
私は決してその人を傷つけ
たいわけじゃなかった。
別れてからもずっと、
心から彼女の幸せを願ってたよ」
_
キッパリとそう伝えると、
彼はフワリと優しくほほ笑んだ。
……演出家が俳優に見せる
には、あまりに無防備で
温かい――そんな笑顔だった。
「――そうだな。
君達なら大丈夫だろう。
お節介焼きの中年が
つまらないことを言って
悪かったね」
「………いえ。気にしてません」
「ありがとう。
だけど……これだけは
知っておいてくれ。
私は決してその人を傷つけ
たいわけじゃなかった。
別れてからもずっと、
心から彼女の幸せを願ってたよ」
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