《完》DEVIL'S SWEET 〜天使の憂鬱〜

「どうして――…。

そうだな。……私が果たせ
なかったことだから――
かもしれない」



「え――――…??」



「ハハッ、昔話なんだけどね。

私にも若い頃、同じ夢、
同じ価値観を持った愛しい
人がいた。

私はできることならその
人と添い遂げたいと、そう
思っていたんだけれど……」



そこで一度、言葉は途切れる。



彼はどこか遠い所に視線を
さ迷わせ、当時を思い
出してるような顔つきだった。


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