《完》DEVIL'S SWEET 〜天使の憂鬱〜

心のどこかでかすかな
決意をしてたかもしれない。


正面切って他人に肯定する
のは、これが初めてだったから。



「彼女は――今のオレに
とって、誰よりも大切な
存在ですから。

お互いが後悔しない、
最高の舞台にしたいと
思ってます」



「そうか―――…」



返って来たのはどこか感慨
深く、そして嬉しそうな
声だった。



彼はまっすぐにオレを見て
しみじみとした表情で、



「そう言える人がいるのは
本当にすばらしいことだよ。

君は、幸せだね」


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