《完》DEVIL'S SWEET 〜天使の憂鬱〜

収録は順調に進み、次の
仕事まで1時間ほど余裕が
できた。



局のロビーで食事でも
しようかと、そっちに
向かう道を映紀と二人で
歩いてた時――…。



「おや、これは偶然だね。

三条君じゃないか」



思いがけない声が、背後
からオレを呼び止める。



(まさか――こんなドラマ
みたいな偶然、現実でも
あるもんなんだな)



家を出るまで、彼のこと
ばかり考えてたからかな?



そう――…
目の前には、衣装らしい
パリッとしたスーツに身を
包んだ、細野修吾が立っていた。


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