《完》DEVIL'S SWEET 〜天使の憂鬱〜

今さら打ち明ける気も、
恨み言を並べる気もない。



ただ、彼を超えたい――

そう思った。



母親が息子であるオレを
“誇り”とまで言った彼を。



彼を超えることで、捨て
られた母親の無念に報いる
ことができるかもしれない。


そんな思いもあったんだろう。



オレは芸能界に入って
俳優の仕事を始め。



俳優としてのキャリアを
みがいて、いつか彼が
出演を切望するような
役者になる。


それが目標だった。


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