《完》DEVIL'S SWEET 〜天使の憂鬱〜

「奪ってるんだよ。

………オレの、ココロ」



「あ…………」



「――いいよ。

陽菜が望むなら、オレは
キミの望む全部与えたって
かまわない。

……言葉が欲しいなら、
もう、何度でも言ってあげる」



そう言うと玲斗は、今まで
以上に強くあたしの体を抱いた。



息が詰まってめまいを
起こしそうになる耳元で、
あたしの大好きな声が甘く囁く。



「―――愛してる、陽菜。

ホントはこんな単純な
言葉じゃ表せないくらい……

もうずっと前から、オレは
キミの虜だよ」


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