池田屋事件後から最近夢を見るようになった。


思い出したくない過去の夢を。


ガバッッ!!!


姫『はぁはぁ。』


丞を起こさないように外に出た。


姫『月はきれいだね..月を見てると昔を思い出すよ~...ポロ。ッう..どうしてッどうしてッ!!あの時私を庇ったのッ...グスッ。どうしてッ死んじゃったの~ッ!!約束したのにッずっとそばに居るって!!!なんで私を一人にするのッ!!??....颯太の馬鹿ッ......ヒック。ヒック。ッビク!!』


ギュ。


丞『一人で抱え込まんでえぇ。泣きたい時は泣けばいいんゃ。我慢するなッ。こっちがつらーなる....姫は一人じゃない俺達がいるやないかい。 』


姫『ヒック。ヒック。す..す..む~。最近夢を見る思い出したくない過去の夢....グス』


丞『言うてみ??』


姫『私ね...未来から来たんだ。約150年後の未来から.....あることがあって未来で自殺しようとしたんだ。でも死ねなかった。起きたらこの時代にいた.....どうして私は死ねなかったんだろうって思ったの生きる意味なんてないのにね...』


丞『......』


姫『私ね好きな人がいたの』


丞『ッ....』


姫『いつも一緒にいた..お互いを愛しあってた..でも。』


丞『でも??』


姫『もう会えないんだ。どんなに会いたいと願っても会えない...死んじゃったのッ私のせいで....』