我慢、我慢、がま…… あー…もう駄目だ。 俺の理性がとんだ決定打。 それは、服の上からでも伝わる伊緒の熱い吐息と、俺を見る涙目。 伊緒、お前が悪いんだからな。 言っとくけど、手加減しねーから。 もうここまできたら、俺だって引いてやらない。 「気絶すんなよ。」 あ、戸惑ってる。 襲われるとか思ってんの? はは、さすがにそこまでしねーよ。 風邪ひいてるやつ襲うなんて俺の良心が許さないからな。 ……まぁ、本当はキスでもアウトだけど。 今日だけは許してください。