「いってきまーす」 「いってらっしゃい」 大好きなママの笑顔に見送られアパートのドアを開ける。 ウチは4階でタカシくんチは6階だから階段を駆け上がった。 6階の廊下に出るとショウくんとミワちゃんがもうタカシくんチの前で私を待っている。 「おそいぞーサキ。」 ショウくんがちょっとブスッとした声で言う。 「ごめんねー」 ふたりに駆け寄りながら慌てて謝った。 「じゃあ押すねー」 ミワちゃんが背伸びしてタカシくんチのインターフォンを押した。