純白のドレスに身を包み、ただただ笑顔でいた。
全てが進行通りにいっている。
何の問題もない。
無理矢理出席させたお兄ちゃんは、やっぱりお父さんと険悪だけど、それは目を瞑る。
どうにか仲直りしてほしい。
まぁ、無理だろうけど…。
「美波さん、ホントに綺麗ね」
見たことない奥様に言われて、愛想笑いしておく。
知らない人ばっかり。
病院の関連の人たち。
地域の有力者。
医療メーカーの人。
なんでもあり。
だから、正直、これは私たちの式じゃないって思ってる。
家と家のつながりのこと。
両親への手紙、なんてプログラムもない。
みんなそれぞれが名刺交換。
ゴマのすり合い。
なんのための披露宴なんだか。
はー…つまんない。
目の前の御馳走に手をつけようとすると、悠ちゃんが腕を引く。
無言で、目でものを言う。
……はい。
だめだよってコトね。
ただのお人形と化した一日。
ひな壇のお雛様状態?
全てが進行通りにいっている。
何の問題もない。
無理矢理出席させたお兄ちゃんは、やっぱりお父さんと険悪だけど、それは目を瞑る。
どうにか仲直りしてほしい。
まぁ、無理だろうけど…。
「美波さん、ホントに綺麗ね」
見たことない奥様に言われて、愛想笑いしておく。
知らない人ばっかり。
病院の関連の人たち。
地域の有力者。
医療メーカーの人。
なんでもあり。
だから、正直、これは私たちの式じゃないって思ってる。
家と家のつながりのこと。
両親への手紙、なんてプログラムもない。
みんなそれぞれが名刺交換。
ゴマのすり合い。
なんのための披露宴なんだか。
はー…つまんない。
目の前の御馳走に手をつけようとすると、悠ちゃんが腕を引く。
無言で、目でものを言う。
……はい。
だめだよってコトね。
ただのお人形と化した一日。
ひな壇のお雛様状態?