私は学校が終わり、約束の時間までナツと喋っていた。 「それでね、そいつが自転車を…」 ナツの話は面白い。 聞いていて飽きないし、笑いが絶えないのだ。 「あはははは!!」 私はナツの話には相変わらず大声で笑ってしまう。 「なんか最近夕空、笑うようになったね?」 ナツがニコニコしながら言った。 「そう?ナツの話が面白いからだよ~。」 私はおなかを抱えて笑った。