あの日の朱雀





「ほれっ!予約の時間過ぎちゃうだろ。行くぞ。」




そう言って、私の手をしっかり握る朱雀さん。



だから…急いでたんだ…




「うん…」




申し訳ない気持ちでいっぱいだった。