「ふっ、そうか…。 マシュー、俺は毎日ここへ通う。スケジュール調整よろしくな。」 確かに、こんなに色んな表情をしたのは久しぶりな気がする。 ヒナのおかげだな… 俺が言った事にマシューは少し驚いた顔をしたけどすぐに、畏まりました。と笑顔で頷いた。 「さ、城へ戻りましょう。」 「ああ。」 歩きながらヒナのいる場所を振り返ると、そこにもうヒナは居なかった。 無事、帰ったのか…。 ヒナ…。 *