「とりあえず…オレ、学校いかなきゃならないし、その…君はどうする?」



着替えを済ませたレンがわたしに聞いたけど、


何て応えていいのかわからず、わたしは黙り込んでしまった。



だって。


どうする? って聞かれたって、どうしようもできないし。


いつもなら普通にレンにくっついて大学に行ってたし。



「あたし…」


「ん?」


「その…どうすれば、いいのかな」


「え?」


「行くとこ…ないし」


「へ?」


「レンと一緒に大学に行く」


「は?」


「一緒に行きたい」


「…えっと、その…」



そんな会話を交わした。