君の左のポケットで~Now&Forever~


こうして一日が終わるベッドの上で、わたしはいつも願い事をする。



誰にだろう?


神様に?



うん、神様に。





神様、どうかわたしをヒトにしてください。




一日でもいい。


一時間だっていい。



わたしをヒトにしてください。


レンと同じ、生き物にしてください。



神様なんていないかもしれない。


けれど、わたしは祈るように願う。


毎晩毎晩。



レンの隣で、携帯の隣で、動かない身体で。