レンのココロのなかに、きっとその時の言葉が深く残っているんだと思う。 わたしも、お母さんはきっと、空に浮かぶこの星たちのどこかにいるんだと、そう信じたい。 レンを、ずっと見守っているって信じたい。 だって、レンは本当にいい子に育った。 ヒトの気持ちのわかる、優しいヒトに。 でも。 レン自信の悲しみや寂しさは、 一体誰が癒してあげればいいんだろう。 こうして一人、夜空を見上げて、 苦しみを自分のなかに閉じ込めようとしているレンを、一体誰が…