君の左のポケットで~Now&Forever~

「何を?」


「手紙」


「手紙?」


「ナナちゃん、何て書いてあったん?」


「ああ、もったいないくて教えられん」


「えー、もういいじゃん、お前ばっかりズルイ」


「どうすっかなー」


「教えろって」


「……愛してる」


「へ?」


「愛してるってさ」


「うえーーキターーー!」


「お前が興奮すんなって」


「で、それだけ?」


「いや…もうちょっとあったけど」


「なんて?」


「いつか教えるよ」


「えええーレン君のケチー」


「アホ」