君の左のポケットで~Now&Forever~

レンの髪を撫で、頬にキスをして、

わたしはそっと布団に入り、レンの隣に身体を横たえた。



レンの体温が、身体に伝わってくる。

肩に鼻をくっつけると、懐かしいレンの匂いで胸がいっぱいになった。



うずくまるようにして、少し痩せたレンの腕に絡まる。

ぎゅっとその腕を包み込むと、こらえきれず涙が溢れた。



ごめん、レン。

やっぱりダメだ。

泣いちゃうよ。

ごめんね。

でも心配しないで。

少しだけだから。

少しだけだから……許してね。



やっと、レンの隣に寝れたね、わたし。



やっと隣に寝れたのに…

大好きな腕に絡まって、こうしてレンの体温を感じることができてるのに…

レンと一緒に寝れるのに…



抱き寄せてくれるはずのレンの身体が動かない。

こんなに切ない思いであなたの隣で眠ることになるなんて思わなかったよ、レン。



「そのうちな」って、言ってくれたのに。

「オレが教えてやる」って、言ってくれたのに。



……最後まで、叶わなかった。