君の左のポケットで~Now&Forever~

病室の床を見つめ、レンの傍へ戻る。

緑色の光がカーテンを照らして、レンの頬を青白く染めている。



「レン」



その頬に触れ、灯りを自分の手に移す。


レンの頬は温かい。

確かに息をしていて、眠っているだけだ。


今この瞬間に、目を覚ましてくれれば、どんなに嬉しいだろう。

何事もなかったように、「ただいま」と言ってくれて、

頬に添えたわたしの手を握って、「どした?」と目じりを下げてくれたなら。

これからもずっとレンと一緒にいれるだろうに。

何も心配せず、自分を想ってくれる人の傍で、

ずっと幸せに、暮らしていけるだろうに。



「レン、ユウ君と約束したから、ちゃんと見ててあげてよね」



あなたとわたしの、大切な友達を。

レンが眠ったままじゃ心配だから。


ユウ君は、ああ見えて、きっと心のどこかはもろい。

レンが起きてくれなきゃダメだよ。

起きなきゃダメなんだよ。


また二人で笑って、一緒に生きて。