君の左のポケットで~Now&Forever~

今日は月曜日。

レンはバイトの日だ。


この不安と孤独に、

レンが戻ってくるその時間まで耐えれるんだろうか。


窓の外の雨足は強まる一方で、灰色の空は恐ろしく低い。

自分の気持ちと空に押しつぶされないように、

わたしはきつく目をつぶった。



レンが戻ってくるまで、

レンが帰ってきて抱きしめてくれるまで、

何とか乗り切れればいい。


怖かったと。

不安で寂しくて仕方がなかったと。

甘えてその胸に飛び込めばいい。


レンはきっと、わたしの背中を抱きしめながら言ってくれるはずだもの。


「もう大丈夫」って。

「オレがいる」って。