少しずつ、少しずつ、

こうしてレンと一緒にいれる時間が積み重なっていけばいい。


レンがいて、

わたしがいて、


抱きしめあって、

キスをして、


夜が過ぎて、朝が来て、また一日が始まって、

少しずつ、ゆっくり。



わたしは、何にもいらない。


レン、

あなたがいれば、それでいい。


あなたがいるから、

わたしは、

ここにいる。



言葉にできないほどの想いが、重ねたこの唇から伝わってくれたなら。



あなたといれるこの幸せを、どんな形で伝えたらいいんだろう。

どうしたら、全部、伝えられるんだろう。



レン、


わたしはもう、


あなたでいっぱいで。



本当に、幸せで。



終わりがくるなんてこと、




考えてなかったんだ―――