君の左のポケットで~Now&Forever~

「あ、そうだ」


突然レンは立ち上がり、ベッドサイドに置いた鞄の中をごそごそと覗きだした。


ピンクのリボンのついた、小さな白い包みを持って戻ってきたレンは、

そっとわたしの手をとって、それを手のひらにのせて小さく微笑む。



「はい、プレゼント」

「え?」

「微妙だけど、19歳、おめでとう」

「え…あたしに?」

「そ。たいしたもんじゃないけど」



レンからの、プレゼント。

…うわぁ…嬉しい…



「ホントに? プレゼント? 誕生日の?」

「そうだって」


レンは笑ってる。


「すっごく嬉しい」

「ここで喜ぶ前に、中身見てからにしろ。

 気にいらないかもしれないし」



なんて言って、レンはでも、少し自信有り気にニコニコしている。