君の左のポケットで~Now&Forever~

「それがいきなり恋人になって、」


「はい、それじゃって飛びつくオレも、馬鹿みたいじゃん?」

「……」

「それに、」

「…それに?」

「お前、何にも知らないじゃん?」

「……」

「大丈夫かなって」

「…大丈夫…って?」

「いや、その……」

「何?」

「くっついて寝るって言っても、」

「…言っても?」

「たぶん、それじゃ、済まないし」

「……」

「…わかってる?」

「?」

「どんなことすんのか」

「……わ…」



……かってる?

わかって…る、つもり…ってあれ?


わたし、レンとくっついて寝たくって、

それで…

それで?



「また泣かれたり、びっくりされたら、萎えるぞ、オレ」

「……あ」

「だから、一緒に寝ないの。寝たら、絶対そうなるから」

「…その…」

「勉強しとけ」

「へ?」

「ユウに、DVDでも借りるか?」



レンはからかうみたいにして、わたしの頬をつねる。

面白そうに、わたしを見てる。



ううう……何でこうなるの?