君の左のポケットで~Now&Forever~

夜11時。

レンとふたり、沈むようにソファに腰掛けて、何となくって感じにテレビを見ている。

途中からつけたテレビ画面には、映画が流れていた。


お風呂…もちろん別々に入って、ちょっと落ち着いたところで。

わたしはハンバーガーを食べてからずっと満腹で、胃に下がった血液は頭まで良く巡ってこないって感じ。

ちょっとうとうとしながら、レンの左肩にもたれてる。

レンもバイトで疲れているのか…それともわたしの相手で疲れているのか、ぼんやりとテレビを見ていた。


ゆる~い時間。

こんな時間も、何となく、好き。



映画は、ちょうどラストに入ったって感じで、

主役のふたりがちょっといい雰囲気だった。



キスをして、抱きしめあって……

ベッドの上で、ちょっと見つめ合って…



「……」

「……」



何となくって感じで途中から見た映画。

レンもわたしも無言のままだけれど、

だけどたぶん、

同じこと考えてる。



その、何ていうか、気恥ずかしい。