今日は、朝から快晴だ。
開け放したベランダから、時々心地よい風がふんわりと入ってくる。
草のような、土のような、何となく春って感じの、やわらかい匂いがする。
ベランダに干した布団を叩こうとサンダルを履いたら、
風になびいた水色のカーテンが頬を撫でた。
布団からは、お日様の匂いがしている。
ベランダから見る外は、明るくて、ちょっと霞んでいて、
だけど、しっかり眩しい。
少し先の誰かの家、庭の桜はもう満開だった。
遠くまで目を凝らせば、ピンク色が、転々と散らばっている。
三月最後の日。
今日は午後から、レンとお出かけすることになっている。
「桜でも見に行くか」
そう言ったレンと、お出かけ。
久々に。
デートだ。と自分に言い聞かせる。
開け放したベランダから、時々心地よい風がふんわりと入ってくる。
草のような、土のような、何となく春って感じの、やわらかい匂いがする。
ベランダに干した布団を叩こうとサンダルを履いたら、
風になびいた水色のカーテンが頬を撫でた。
布団からは、お日様の匂いがしている。
ベランダから見る外は、明るくて、ちょっと霞んでいて、
だけど、しっかり眩しい。
少し先の誰かの家、庭の桜はもう満開だった。
遠くまで目を凝らせば、ピンク色が、転々と散らばっている。
三月最後の日。
今日は午後から、レンとお出かけすることになっている。
「桜でも見に行くか」
そう言ったレンと、お出かけ。
久々に。
デートだ。と自分に言い聞かせる。