「別にいいじゃーん」
いつのまにかわたしたちのやり取りを見ていたユウ君が、赤い顔をして寝転んでいる。
「レンはそういうとこお堅いからなあ」
「一応な。未成年だってわかったら進めるのも変だろ」
「今の時代、そんなヤツいねーって」
「そうかもしれないけど、コイツふらふらになるから飲ませられないの」
「ちょっとぐらいいいじゃん」
「ちょっとでもダメなんだよ」
「ぷ。保護者か、お前は」
「保護…」
赤い顔をして笑うユウ君に、レンは言葉を呑み込んで苦々しい顔をしている。
「ナナちゃん、レン君が怒るからこれでも飲みな」
ユウ君が差し出したのはリンゴジュースだった。
「ありがとう」
わたしはそれを受け取って、レンの顔を見ながらプルトップを引いた。
レンはますます苦々しいような、怒ったような顔になっていた。

