ユウ君はもう3本目のビールを空けていた。
レンは1本目を空けて、2本目に手をつけている。
わたしも少し飲んでみようかなと思い、ビールに手を伸ばして開けようとしたら、さっとレンに取り上げられた。
「ナナはダメ」
「どうして?」
「18、とかなんだろ?」
「え?」
「未成年」
「へ?」
「飲酒は法律で禁じられてるの」
「そうなの?」
「そうなの」
怒ったような声をして、レンはわたしの頭をぽんと叩いた。
「知ってたら飲ませなかったのにな」
「なにが?」
「酒。この前ふらふらになったろ、お前」
「あ」
「今日はダメ。っていうか20歳になるまでダメ」
そういうとレンはまだ2本目が残っているのにわたしから取り上げたビールを開けてごくごくと飲み干した。
20歳になるまで。
20歳になっても、その先も、
わたしはレンと一緒にいられるんだろうか。

