君の左のポケットで~Now&Forever~


「3人の出会いを祝して」ってことを理由にしたユウ君は、


コンビニまで走ってお酒を買ってきて、レンの作ったオムライスを食べながらテレビを見てけらけら笑っている。



わたしはそんなユウ君の横顔を床に座って眺めながら、一番使いやすいスプーンを握ってレンの作ったオムライスを黙々と食べた。



あんまり喋ってしまうと、ボロが出てしまいそうな気がしたから。



芸人さんが裸で出てくると、ユウ君は更に大声で笑い出した。


笑ったはずみでご飯が口から少しこぼれて、「あ、やべ」なんて言っている。



酔ってくるとユウ君はますます陽気になる。


そんな姿を横目で見ながら、「やっぱりレンのオムライスは美味しいね」と言おうとしてレンへ視線を移すと、


レンがじっとわたしを見ていたので言いかけた言葉が引っ込んでしまった。



「なに?」


「いや」



レンは視線をそらし、持っていたスプーンでお皿の残りを一気にかき込んでいる。