お婆ちゃんはビシッと言った。
なら入院させんなよと思ったが、言ったところでムダだろう。
「達郎が家庭教師として来ても支障がないよう、病院に頼んで個室にしてもらったんですからね」
何でもこの病院の経営者とは知人だそうだ。
まったく、そうまでして入院さすなよ…。
「どうしましたか、達郎?」
お婆ちゃんの言葉を受けて見ると、達郎兄ちゃんは腕組みをして何か考え事をしてるようだった。
「何か不満でもあるんですか、達郎」
「不満はありません」
達郎兄ちゃんは真面目な顔で言った。
「ただ病室に来る場合も家庭教師という言葉を使うのかな、と思いまして…」
「そんな事は貴方が好きに考えればよろしい」
的確すぎる、お婆ちゃんのツッコミだった。
「何にせよ、引き受けてくれますね」
「構いませんよ」
達郎兄ちゃんはうなずいた。
「もう三回生ですから、そんなに講義もないですし」
達郎兄ちゃんは高校卒業後4年間海外留学した。
なら入院させんなよと思ったが、言ったところでムダだろう。
「達郎が家庭教師として来ても支障がないよう、病院に頼んで個室にしてもらったんですからね」
何でもこの病院の経営者とは知人だそうだ。
まったく、そうまでして入院さすなよ…。
「どうしましたか、達郎?」
お婆ちゃんの言葉を受けて見ると、達郎兄ちゃんは腕組みをして何か考え事をしてるようだった。
「何か不満でもあるんですか、達郎」
「不満はありません」
達郎兄ちゃんは真面目な顔で言った。
「ただ病室に来る場合も家庭教師という言葉を使うのかな、と思いまして…」
「そんな事は貴方が好きに考えればよろしい」
的確すぎる、お婆ちゃんのツッコミだった。
「何にせよ、引き受けてくれますね」
「構いませんよ」
達郎兄ちゃんはうなずいた。
「もう三回生ですから、そんなに講義もないですし」
達郎兄ちゃんは高校卒業後4年間海外留学した。