あたしはつい口に出してしまった。
「達郎さんて付き合ってる人いるんだ…」
高森さんの声が沈む。
「いや、よくわからないんですよ」
あの2人、惹かれ合ってるのは一目瞭然なんだけど、恋人同士かっていうとちょっと…。
しばらくして、あたしはやましい事を考えた。
「高森さんが達郎兄ちゃんにアタックするのはありだと思いますよ」
あたしの言葉に、高森さんは目を丸くした。
「え、でも…」
「別に付き合ってるワケじゃないんです」
あの2人の場合は、固い絆で結ばれたパートナーって感じか。
いやそれはそれで素敵な関係だとは思うけど、年頃の男女の関係としては、ねぇ?
だからあたしは常日頃から、達郎兄ちゃんと麗美姉ちゃんにはもどかしさを覚えていた。
何かがきっかけで、あの2人に変化が起きれば。
正直、高森さんを利用しちゃってるけど…。
ええい!
「と、とにかく話し掛けるぐらいなら全然大丈夫かと…」
「達郎さんて付き合ってる人いるんだ…」
高森さんの声が沈む。
「いや、よくわからないんですよ」
あの2人、惹かれ合ってるのは一目瞭然なんだけど、恋人同士かっていうとちょっと…。
しばらくして、あたしはやましい事を考えた。
「高森さんが達郎兄ちゃんにアタックするのはありだと思いますよ」
あたしの言葉に、高森さんは目を丸くした。
「え、でも…」
「別に付き合ってるワケじゃないんです」
あの2人の場合は、固い絆で結ばれたパートナーって感じか。
いやそれはそれで素敵な関係だとは思うけど、年頃の男女の関係としては、ねぇ?
だからあたしは常日頃から、達郎兄ちゃんと麗美姉ちゃんにはもどかしさを覚えていた。
何かがきっかけで、あの2人に変化が起きれば。
正直、高森さんを利用しちゃってるけど…。
ええい!
「と、とにかく話し掛けるぐらいなら全然大丈夫かと…」


