翌日。
昨日はあれから30分ほど多江さんと一緒に過ごした。
暗くなって来たので戻りましょう、と促され、互いの病室に戻った。
多江さんが向かったのは内科棟。
どうやら多江さんは病気で入院しているようだった。
何の病気で入院してるんだろう?
見た感じは至って健康そうだけど。
そんなことをアレコレ考えてる内に午前10時。
「はい旭さん、検温よ」
担当してくれている看護婦の高森さんから体温計を渡された。
あたしはそれを脇の下に挟む。
「旭さん、昨日の男の子は彼氏?」
「ほぇ?」
突然の質問に、あたしは間抜けな声で応じた。
高森さんはニコニコと笑っている。
最初会った時から人懐っこい人だと思っていたけど、その見立ては間違っていなかったらしい。
てか、昨日のドタバタを見られてたのか。
「彼氏…ですよ」
恥ずかしくてしょうがなかったが、渋々答えた。
「じゃあ、一緒にいた男の人は旭さんのお兄さん?」
昨日はあれから30分ほど多江さんと一緒に過ごした。
暗くなって来たので戻りましょう、と促され、互いの病室に戻った。
多江さんが向かったのは内科棟。
どうやら多江さんは病気で入院しているようだった。
何の病気で入院してるんだろう?
見た感じは至って健康そうだけど。
そんなことをアレコレ考えてる内に午前10時。
「はい旭さん、検温よ」
担当してくれている看護婦の高森さんから体温計を渡された。
あたしはそれを脇の下に挟む。
「旭さん、昨日の男の子は彼氏?」
「ほぇ?」
突然の質問に、あたしは間抜けな声で応じた。
高森さんはニコニコと笑っている。
最初会った時から人懐っこい人だと思っていたけど、その見立ては間違っていなかったらしい。
てか、昨日のドタバタを見られてたのか。
「彼氏…ですよ」
恥ずかしくてしょうがなかったが、渋々答えた。
「じゃあ、一緒にいた男の人は旭さんのお兄さん?」


