そりゃそうだ。
初対面だもんな。
「あたしの従兄の達郎兄ちゃんです」
あたしは2人の間に割って入った。
「多江さんの最期について知りたくて、婦長さんに話を聞いてきたとこなんです」
「多江君の…」
藤上先生の顔から、表情が消えた。
「どうしました」
達郎兄ちゃんの言葉に、藤上先生はあわてて首を振る。
「何でもない。で、訊きたいこととは?」
あたしたちは昨日の多江さんの様子、事件が起きた時の状況を訊いた。
「多江君の様子は、あまり変わりないようだったが…」
そのへんの話は、婦長さんのそれと一緒だった。
「先生も多江さんは自殺したとお考えですか」
達郎兄ちゃんが訊く。
「当然だろう」
即答だった。
「婦長あてに遺書のようなものをメールしてきてるし、実際に多江君は屋上から飛び降りてるんだから」
藤上先生は手振りを交えながら、自分の見解を述べた。
初対面だもんな。
「あたしの従兄の達郎兄ちゃんです」
あたしは2人の間に割って入った。
「多江さんの最期について知りたくて、婦長さんに話を聞いてきたとこなんです」
「多江君の…」
藤上先生の顔から、表情が消えた。
「どうしました」
達郎兄ちゃんの言葉に、藤上先生はあわてて首を振る。
「何でもない。で、訊きたいこととは?」
あたしたちは昨日の多江さんの様子、事件が起きた時の状況を訊いた。
「多江君の様子は、あまり変わりないようだったが…」
そのへんの話は、婦長さんのそれと一緒だった。
「先生も多江さんは自殺したとお考えですか」
達郎兄ちゃんが訊く。
「当然だろう」
即答だった。
「婦長あてに遺書のようなものをメールしてきてるし、実際に多江君は屋上から飛び降りてるんだから」
藤上先生は手振りを交えながら、自分の見解を述べた。


