俺の過去は消せない。 でも、過去を打ち負かすような未来を秋桜と作るんだ。 大切な女を、これ以上泣かせなくない。 お前は、俺が守っていく。 俺は彼女の目から零れ落ちる涙を拭い、優しく抱き締めた。 俺の全ての想いが伝わるように… 「…秋桜…好きだ」 俺の一言でまた大粒の涙を流す。 愛しい… 「愛してる」 俺達は見つめ合い、人生の中で、最高のキスをした。 ただ触れるだけの優しいキス。 俺の気持ちはちゃんと届いただろうか… こんなバカな俺だけど、俺はお前をずっと守っていく…