君の声【短編】

 
いつものようにバイトへ向かう

いつもなら重い足も
今日は軽かった

彼女が来るかも

そう考えるだけで
ワクワクした

「おはようございます」

「おはよう、今日はすごい元気だね」

僕は笑った

彼女という存在で
僕という存在が変わってきていた