「寂しくなったら……切りたくなったら、あたしを呼べばいい」



明日香を支えたい。



「それでもダメで、切りたくなったら、あたしの前で切って。
―――独りじゃ、切らせない」



そんな悲しいこと、
独りきりじゃ絶対にさせない。


あたしが側に居るから。


明日香は、独りじゃないよ。



「どうして、そこまで……」


「あたしも死にたいって思ってた。でも生きてさえいればいつか笑えるって、教えてくれた人が居るの」



先輩……



「だから、あたしも。……明日香には生きて、笑ってて欲しいからさ」



明日香には

力強く、生きてて欲しい。