シンデレラには、なりたくない!



そう言って、見せてくれた私の制服は、ズタボロに切り裂かれていた。


「ひどいじゃない!」


お福さんは、覗き込んで怒りをあわらにした。


「しかも、捨ててあったわよ」


先輩から受け取る手が、震えてくる。


「一体、誰がこんな…」

思わず絶句した時、携帯にメールがきた。