律は髪が伸びて、ずっと綺麗になった。 麻生も椎葉も背がずっと伸びて、体も男の人って感じ。 …あたしだけが、前に進めていない。 そう思うと、自分が情けなく思えてしょうがない。 この場にいることが、恥ずかしいんだ。 「佳奈? だいじょーぶ?」 「ぁ、ご、ごめん…」 「どうしたの?」 「ううん、なんでもない!」 「そっか。進路の事とかさ、悩んでんなら相談してね!」 「うんっ」 律とも…もうすぐ、お別れなんだ。 胸が、ギュゥって、 締め付けられるみたいに痛んだ。